〼キャラはおあずけ

さあ書きましょうと言われても、書くことがなければ書けませんよね。というわけで今回は、プロットの作り方についてです。

 

プロットなんていらない、書きながら考える。と、豪語できるのは帝王スティーヴン・キングくらいのものです。純文学とかならともかく、エンターテイメント作家を目指すなら、プロットはちゃんと作っておきましょう。

 

と言っても、ギチギチに固めておく必要はありません。もちろん細部まで作りこんでおくに越したことはないのですが、最初のうちは練習もかねてさくさくっと大量生産していきましょう。

運が良ければワン・オブ・サウザンドが生まれるかもしれません。大量生産の中から奇跡的に完成度の高いものが生まれるかもよ、というあれです。

 

そうでなくとも、いくつもプロットを作っていくうちに、ストーリーテリングの技術も上がっていくでしょう。

 

むしろ、一度もお話を作ったことがないのに、最初に浮かんだ物語を最高と決めつけて固執するほうが問題だと思いませんか。時間の無駄とは言いませんが、かなりの遠回りを強いられますよ(私がそうでしたから)

 

それではプロットを作りましょう。と言われても、難しいですよね。そんなぽんぽんとアイデアが浮かべば苦労はしない、と。おっしゃるとおりです。

 

 

では質問です。あなたがプロットを作るときにまず決めるのはなんですか?

 

ふむ、キャラクターですか。可愛い女の子、かっこいいヒーローを登場させたいと。なるほど、わかります。

 

確かに自分で生み出したキャラクターは可愛いですよね。身長体重目や髪の色、性格や趣味嗜好まで把握できる相手なんて、世の中そうそういるものじゃありません。

 

 

はい。じゃあそのキャラクターのことは一旦忘れて、まずはストーリーを作りましょう。

 

 

なんでキャラクターから作るのがいけないか、ですって?

 

別にいけなくはないんですけど、それはプロでも難しいということを肝に銘じておくべきです。

 

 

一作目は傑作だったのに、続編の二作目以降は駄作だな、ということが往々にしてあるでしょう。あれ、なんでそうなるかわかりますか?

 

おそらく一作目はストーリーから先に作ったのでしょう。そのお話に応じて必要なキャラを配置する。するとまさかの大ヒット。じゃあ二作目も作っちゃおう、となるわけです。

 

そうすると二作目はキャラクターから作らざるを得ないんですよね。というか、もう出来上がっちゃってます。となるとストーリーはキャラに合わせて作らざるを得なくなります。

 

これはドラマの役者だけ集めて、さあどんな脚本を書こうかと考えるようなものです。そうなると必ず無理が生じます。せっかく雇った美人女優や大御所俳優を使わないのは損だ、と考えて、本筋とは関係ないシーンを追加したり、無理やり見せ場を作ったり。

 

出来上がった脚本は支離滅裂で、何を伝えたいのかよくわからない、なんてことになるのが目に浮かびます。

 

だからまず脚本ができてから、その役にぴったりな俳優を見つけましょう。

 

このキャラクターはこういう見た目でこういう性格なんだよ、という設定の羅列は、よほどその作品か作家のファンじゃないと退屈で読めたものじゃありませんし。

 

というわけで次回は、ストーリー作りについて。キャラクター作成に関してはいつかやりましょうね。いつか。

 

 

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