〼冒頭で猫を拾う

こんにちは、今日もいい天気ですね。

いま外を見ると雪が降ってたりしますが、雪はいいですよ。見てるぶんには。

それにこの記事を読んでるときの皆さんが、どんな空の下にいるかわかりませんしね。よっぽどの悪天じゃなければ、いい天気ということで……


おっと悪い癖が出てしまいました。せっかくこの記事にたどり着いた方の中にも、出だしの長ったらしい挨拶に辟易としてブラウザを閉じた人がいるかもしれません。なにとぞかむばっく。

このブログは勝手に設けた15分という制約があるので、前置きが長すぎると本題になかなか入れず、中途半端に終わってしまいます。伝えたいことがあるなら、最初からスパッと伝えるべきですね。

そうじゃないならせめて、読者の心をつかむ文章を心がけなければ。


というわけで例によって回りくどくなりましたが、今回は冒頭の書き方について。
正解はないのですが、不正解はありそうです。

例えば情景描写から入るパターン。本人からしてみればそこに伏線や世界観を詰め込んでいるつもりかもしれませんが、読者からしてみればさっぱりぷんです。

「映画見ようと思ってたのに、なんか写真見せられてるんだけど(`・ω・´)」と、不思議に思うか怒るかするだけで、期待通りの反応は得られないでしょう。
よほど高いチケット代を払ったのでもない限り、お客さんは席を立って二度とあなたの監督作品は見てくれません。

お客さんが見たいのは静止画じゃなくて動画です。

YouTubeで「ミュージックビデオだー!」と喜んで開いたのが、スライドショーや静止画に素人のカラオケをかぶせたものだった時のやるせなさと言ったらもう。そりゃ怒る人もいるでしょう。お気持ち痛いほどわかります。いくら歌がうまくてもマウスクリックでバツ連打です。

ですから小説も、まずは登場人物を動かしましょう。神話の法則で「1」は日常の世界ですが、それは文字通り朝起きてパン食べて着替えをして……という意味ではありません。

書くのは問題を抱えた日常。解決すべきテーマです。
ああ、こういう映画なのね、と開始十分以内にわからない映画は、どんなに素晴らしいラストを用意していても、五分でおやすみ夢の中です。

だから冒頭で主人公の容姿や性格を並べ立てるのもやめておきましょう。第一主人公の性格というのは、物語上での行動を見て読者が感じるものです。彼はとても正義感が強くて〜と説明するくらいなら、彼に捨て猫でも拾わせましょう。

冒頭で読者のハートを鷲掴みにできたら、きっと最後までついてきてくれますから。