〼親指シフトはお早めに

親指シフトはいいですよ。物書きを志す方なら一度は耳にしたことがあるのではありませんか。

初耳学の方に説明すると、キーボードの入力方式のことです。ローマ字入力ではない、日本語に特化したキー配置。それが親指シフトです。

たとえば「き」と打ちたいとき、ローマ字入力なら「k」「i」と打たなければなりません。

しかし親指シフトだと、ほぼワンタッチで「き」と打てます。ほぼ、と言うのには理由がありまして、親指シフトという名の通り、文字入力の際に親指も同時に使うことが多いからです。ですがまあ、体感ではワンタッチでしょう。

2回でも1回でも大して違わないんじゃないの。なんてとんでもない。単純計算ですが、一万文字書くと一万回もキーをタッチする回数が違うんですよ。ローマ字入力だと「しゃ」などは3つキーに触れなければならないから、もっと開きは大きいかもしれません。

それに、「き」と思った瞬間に「き」が打てるのと、「k」「i」と打つのとでは、感覚がまるで違います。これは体験してみないと実感できないんですけど、言葉を捕まえやすくなるんですよね。書いてるうちにふわっと思い浮かべた言葉が飛んでいってしまう、という事故が起こりにくくなります。

さらに、文字を入力する速度が上がります。私が親指シフトの練習を始めたころのNS(ノンストップライティング)を読み返してみると、30分で200文字程度しか打てていませんでした。しかし今では15分で1000文字は余裕です。ローマ字入力で書くより早いです(たぶん)

どうですか、親指シフト。身につけるなら早ければ早いほどいいですよ。死ぬまで小説を書くつもりなら、ローマ字入力とのキータッチ回数の差はどれだけになることやら。ぞっとしますね。


親指シフトの練習で気をつけてほしいことは2つ。ホームポジションを崩さないこと。キーを絶対に見ないことです。

親指シフトは指ごとに持ち場が決まっているので、中指で押すキーを人差し指で押したりはしないようにしましょう。変な癖をつけないように、最初からきっちりポジションを守ること。

あとは、キーボードを見てはいけません。まあ、普通のキーボードを使っているなら、配置が違うので見ても意味がありません。親指シフト用のキーが印字されたキーボードをお持ちでも、見ちゃダメです。

私は親指シフトのキー配列をプリントアウトして、画面の近くに貼って作業していました。最初のころは打ち間違えも多く、慣れてきたころも配列表が手元にないと「れ」ってどこだっけ、と見失うことが多々ありました。

しかしそれを乗り越えた先のリターンは、前述のとおり計り知れません。

デメリットがあるとすれば、普通のキー配置で入力しなければならないときに混乱することくらいでしょうか。バッスペースキーを使わないので、どうやって文字を消せばいいのかわからなくなります。


さあ皆さん、いますぐ親指シフトを始めましょう!


※この記事はフリック入力で作成されています。言い訳をさせてもらえば、右手の親指を上下左右にシフト(スライド?)させながら書いております。ご勘弁を。