〼サンドウィッチマンを聴く

今週のお題は「リラックス」です。

そもそも私はあまりリラックスを必要としていません。執筆中も仕事中も、わりとくつろいでいますから。

しかし、友人はそうではありません。彼女は日々悩み、張り詰め、癒やしを求めています。

そんな彼女の口から、耳を疑う言葉が飛び出しました。


「いつもサンドウィッチマン聴きながら寝てんねやけどさぁ」


聞き間違いかと思いました。だってサンドウィッチマンは見るものですし、サンドウィッチに「マン」という敬称をつけて呼んでいるのだとしても、それは食べるものでしょう。

サンドウィッチマンを聴く。彼女にとって彼らのコントや漫才は、もはや見るものではなく聴くものだそうです。

しかもそれを聴きながら眠るという。


何かをしながら眠れる、というのが、リラックスの究極の形でしょう。私は文章を書きながら眠れませんし、本を読みながらも、考え事をしながらも眠れません。だとすると私は真のリラックスを味わえていないのではないか、と考え始め、ますます眠れなくなります。

そんな私を尻目に、彼女はサンドウィッチマンを聴きながら眠ります。薄っすらと微笑みながら。すやすやと。

主に執筆時の集中力を上げる目的ですが、私だってアロマを焚いたり瞑想したり、大自然の中で散歩したりとリラックスに力を尽くすこともあります。彼女はそれをスマホとイヤホンだけでお手軽に手に入れられるのです。

サンドウィッチマンがいれば眠れる。サンドウィッチマンは子守唄。つまりサンドウィッチマンはお母さんです。言われてみればお二方の包容力は、母性と呼んでも差し支えないでしょう。


おかあサンドウィッチマン。

ちょっと何言ってるかわからない?

私もです。


しかしなるほど。サンドウィッチマンに癒やし効果があるのなら、私もその恩恵にあやかろうではありませんか。

と、試しにサンドウィッチマンを聴きながら執筆してみたことがあります。

結果は言わずもがな。サンドウィッチマンに耐性のない私は笑いのツボをこれでもかと突かれ続け、とてもじゃありませんが執筆などできる状態ではなくなりました。聴くだけでは飽きたらず、しまいにはスマホを持ってサンドウィッチマンを見始めてしまいました。

サンドウィッチマンを聴きながら眠るなど正気の沙汰ではありません。もはや神業。名人芸。常軌を逸しています。

サンドウィッチマンが耳元で子守唄を歌ってくれたところで、その状況のおかしさに耐えられず笑い転げてしまうでしょう。伊達さん富澤さんの挟み撃ち子守唄。興奮してきた。

執筆時のBGMとしてはおすすめできませんが、眠れない夜などは試してみるのもいいかもしれませんね。安眠は保証できませんが、きっと楽しい気分にしてくれることでしょう。