〼活字中毒は死に至る病

活字中毒というのは厄介な病です。人によっては不治の病となり、深みにハマれば人生を棒に振る、緩慢な死に至る病と言っても過言ではありません。

寝る前のちょっとした読書が徹夜を余儀なくさせたり、買い物に出かければ本屋に寄らなければという使命感に駆られたり、パソコンを開いていても気づくとブログやインタビュー記事を読みあさっていたり。

しかし活字中毒がもっとも毒牙を振るうのは、書く側にまわった時です。

もしかしたら、しばらくは鳴りを潜めるかもしれません。むしろ書くのも読むのも嫌だと、完治をほのめかすかもしれません。そのまま治ってしまう人は運がいい。


第二の苦しみはすぐにやってきます。症状は長引くことが多く、これこそが死に至る病だと私は思います。

書きたいのに書けない。読みたいのに読めない。エア活字中毒。いわゆる禁断症状です。

求めるものが得られない、飢餓状態が人間にとって最も過酷です。何をしていても常に頭は活字を求めており、仕事も手につかず、遊んでいても楽しくない。人生そのものがつまらない。

だけど書く時間も読む時間もあるのに、ネットやゲームやテレビに流れてしまう。飢えは満たされず、日々虚しさだけが募ってゆく。

そうなったらもう、きっぱり治すか、再び活字中毒を受け入れて生きていくしかありません。もっとわかりやすく言えば、夢を諦めるか、追いかけるかです。

禁断症状に苛まれながら生きるのは辛いでしょう。活字以外の薬が効かない人は、解毒が難しいならば、残念ながら毒をもって毒を制すしかありません。


私はここで創作法を公開したりしていますが、それはあなたを救うどころか、地獄に引きずり込む悪魔の囁きになりかねません。苦しみからは開放され、楽にはなれるかもしれませんが、その後の幸せな人生までは保証できません。

くれぐれも自己責任で。


私事ですが、ようやく遠征も終え、一息ついたところです。新天地で新たな習慣を築いていかなければ。旅行中はあまり活字に触れられなかったので、禁断症状が出てます。

しかしまあ、大丈夫なはず。私はこの病の応急処置の仕方を知ってますから。旅の疲れが抜けたら、また活字を貪り吐き出す日々に戻ります。


とりあえず眠い。疲れた。今日のところはおやすみなさいませ。